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ボトックス部位別・薬剤別ガイド、エラ・僧帽筋・ふくらはぎからフェイスボトックスまで

同じボトックスでも、部位や薬剤によって推奨される単位と周期が異なります。診察室でどのように区別しているかをまとめました。

ボトックス部位別・薬剤別ガイド、エラ・僧帽筋・ふくらはぎからフェイスボトックスまで
Table of Contents

初回発行 2026-05-17 / 最終確認 2026-05-17

SHINE U クリニック 建大(建大入口駅1番出口より徒歩3分)の崔炳根 院長がまとめたボトックスガイドです。

カウンセリング室でボトックスに関する質問で最も多いのは、「どのボトックスを打てばいいですか?」と「どのくらいの頻度で再施術が必要ですか?」の2つです。どちらの質問も一言で終わるものではありません。部位がどこか、薬剤が何か、患者様に耐性の履歴があるかによって答えが異なります。診察室で部位別・薬剤別にどのように判断するかをまとめます。

1. ボツリヌストキシン製剤の種類が異なる理由

ボトックスという言葉は、実は一つの製品名から始まった一般名詞です。医療現場で扱われるボツリヌストキシンには様々な製品があります。

SHINE U クリニック 建大で扱っている薬剤ラインナップ:

  • 耐性防止ライン:コアトックス、ナビタ、ゼオミン、アラガン(ボトックス)
  • 一般ライン:ハイトックス、ボツラックス

耐性防止ラインは、**複合タンパク質(complexing protein)**が少ない、または含まれていない製品群で、繰り返し施術時の抗体形成リスクを低減します。

タンパク質含有量が少ないからといって効果が弱いわけではありません。繰り返し施術を受ける患者様の抗体形成リスクを低減し、長期的な効果の安定性を維持するという意味です。

2. エラ ボトックス、最も頻繁に受ける部位

診察室で最も頻繁に行われるボトックス部位の一つです。

診察室でエラ ボトックスをおすすめするケース:

  • 咬筋が発達し、横顔のラインが四角く見える方
  • 歯ぎしり・食いしばりの習慣で咬筋が過活動になっている方
  • Vラインを整えたい方
  • エラと頭痛を伴う場合

推奨単位:部位・筋肉の厚さによって30~70単位の範囲。診察室で咬筋の厚さを触診した後、単位を決定します。

推奨周期:4~6ヶ月に1回。この間隔を安定的に維持することで、咬筋の体積が徐々に減少し、Vラインの整頓が累積されます。

3. 肩ボトックス、肩のラインを整える

僧帽筋(肩から首にかけての筋肉)が発達している方によくおすすめする部位です。

診察室でおすすめするケース:

  • 肩のラインが丸く盛り上がり、首が短く見える方
  • 肩の筋肉の凝り・痛みが頻繁にある方
  • 結婚式・重要な予定の前にドレスラインを整えたい方
  • 姿勢矯正とともに肩のラインを取り戻したい方

推奨単位:左右合計100~200単位の範囲。筋肉の厚さによって単位が大きく異なります。

推奨周期:4~6ヶ月に1回。累積するほど筋肉の体積減少+姿勢の変化でラインが整います。

4. ふくらはぎボトックス、ラインスリミング

ふくらはぎの内側の筋肉(腓腹筋)が発達している方によくおすすめします。

診察室でおすすめするケース:

  • ふくらはぎの内側の筋肉が目立ち、まっすぐなラインが出ない方
  • ハイヒールをよく履き、ふくらはぎの筋肉が発達している方
  • ダイエットで体重は減ったのに、ふくらはぎだけそのままの方

推奨単位:両足合計100~200単位の範囲。

推奨周期:6ヶ月~1年に1回。ふくらはぎの筋肉は日常生活での使用頻度が高く、回復速度が他の部位よりも早いです。

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5. フェイスボトックス(スキンボトックス)、肌質・毛穴・小じわ

筋肉を停止させるクラシックボトックスとは異なる概念です。表皮・真皮の近くに微細な単位で分散注入し、肌質・毛穴・小じわ・赤ら顔を整える施術です。

診察室でおすすめするケース:

  • 毛穴が気になるが、強い施術は負担に感じる方
  • 小じわと乾燥が同時に気になる方
  • 結婚式・重要な予定まで残り数日で、輝きが必要な方
  • チューンフェイスやサーマクールFLX後に肌質を仕上げたい方

推奨周期:3~4ヶ月に1回。回復のためのダウンタイムがほとんどなく、日常の予定に負担がありません。

6. 多汗症ボトックス、脇・手・足

汗が多い部位にボトックスを注入し、エクリン汗腺の信号を遮断する施術です。

診察室でおすすめするケース:

  • 脇の汗がひどく、日常生活に不便を感じる方
  • 手のひらの汗で紙・電子機器の使用が困難な方
  • 足の裏の汗と足の臭いが気になる方
  • デオドラントでは限界を感じる方

推奨単位:部位によって100~200単位の範囲。

推奨周期:6~9ヶ月に1回。効果が安定的に維持される部位です。

7. 一目で比較

部位薬剤優先推奨単位範囲推奨周期ダウンタイム
エラ耐性防止ライン優先30~70単位4~6ヶ月即日日常生活復帰
僧帽筋薬剤不問100~200単位4~6ヶ月即日日常生活復帰
ふくらはぎ薬剤不問100~200単位6~12ヶ月即日日常生活復帰
眉間・額のしわ耐性防止ライン優先10~30単位4~6ヶ月即日日常生活復帰
フェイス(スキン)ボトックス薬剤不問50~100単位3~4ヶ月即日日常生活復帰
多汗症薬剤不問100~200単位6~9ヶ月即日日常生活復帰

推奨単位は一般的なガイド範囲であり、患者様の筋肉の厚さ・施術履歴によって診察室で決定します。

8. 診察室でよくある疑問

Q1. 「ボトックスに耐性ができるというのはどういう意味ですか?」 繰り返し施術を受けると、体がボツリヌストキシンタンパク質に対する抗体を形成する可能性があります。抗体ができると、次の施術の効果が低下します。耐性防止ラインは、複合タンパク質を最小限に抑え、この抗体形成リスクを低減する製品群です。

Q2. 「最初から耐性防止薬剤を使うべきですか?」 必ずしもそうではありません。ただし、エラ・眉間・額のように4~6ヶ月単位で繰り返す部位は、耐性防止ラインを優先的におすすめする方が長期的に安全です。ふくらはぎ・僧帽筋・多汗症のように周期が長い部位は、一般ラインも合理的です。

Q3. 「効果が早く消える気がします」 以下の可能性を確認します。

  • 施術間隔が短すぎて抗体形成の可能性(この場合、耐性防止ラインへの切り替えを検討)
  • 薬剤の保管・希釈濃度の違い
  • 患者様個人の代謝・筋肉活性度

診察室で施術履歴を確認し、薬剤の切り替えの有無を決定します。

9. 施術後の管理

部位に関わらず共通でおすすめする事項:

  • 施術後4時間は横にならないでください(薬剤の分布安定化)
  • 施術部位の強いマッサージ・こすりつけは禁止
  • 施術当日のサウナ・チムジルバン・激しい運動は控える
  • 施術部位の小さなあざ・腫れは徐々に改善します
  • 施術後1週間は強いピーリング・角質除去施術を避ける

フェイスボトックス後はメイクが可能ですが、エラ・僧帽筋・ふくらはぎのような筋肉注入部位は、施術当日の強い刺激は避けてください。

10. よくある質問

Q. 効果はいつ頃から現れますか? 施術後3~5日から効果が現れ始め、2週間時点で最もはっきりします。エラ・僧帽筋のような厚い筋肉は、体積減少が1~2ヶ月かけて徐々に進行します。

Q. ヒアルロン酸フィラーと同じ日に受けても大丈夫ですか? 同じ日に施術を行うケースは診察室でよくあります。ボトックスで筋肉の動きを整え、ヒアルロン酸フィラーでボリュームを補う流れが自然です。

Q. リフティング施術と一緒に受けても大丈夫ですか? ウルセラプライム、サーマクールFLX、チタニウムリフティングのような施術と併用するケースはよくあります。同じ日に重ねて行うことは推奨せず、1~2週間の間隔を空ける方が回復の安定性には良いでしょう。

Q. 妊娠・授乳中に受けても大丈夫ですか? 妊娠・授乳中は推奨しません。施術を計画している場合は、施術後最低1ヶ月以上の間隔を空けることをおすすめします。


ボトックスは、部位・薬剤・回数・患者様の履歴によって異なる施術です。一つの単位でまとめられる施術ではないため、ご自身のケースに合った流れは鏡の前で一緒に決定します。チャットで非対面カウンセリングを受けるからすぐにお問い合わせいただけます。


執筆:崔炳根 院長(SHINE U クリニック 建大代表院長 / 大韓ヒアルロン酸フィラーボトックス研究会、大韓ヒアルロン酸フィラー学会、大韓レーザー皮膚毛髪学会会員 / MERZ(Xeomin) Academy、Allergan Seminar修了) 最終確認:2026-05-17

本記事は一般的な施術情報を案内するための資料であり、診断・治療に代わるものではなく、施術の適合性と結果には個人差があります。

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