初回発行 2026-05-17 / 最終レビュー 2026-05-17
SHINE U クリニック 建大(建大入口駅1番出口より徒歩3分)の崔炳根 院長がまとめたCO2レーザーガイドです。
カウンセリング室で「シミを取りたいです」というご要望をいただくと、もう一度お尋ねします。シミがすべて同じシミではないからです。老人性色素斑、アクロコルドン、稗粒腫、汗管腫、扁平疣贅は日常的にすべて「シミ」と呼ばれますが、深さや構造が異なり、診察室での対処法も異なります。CO2レーザーでどのように区別するかをまとめます。
1. 「シミ」と呼ばれるものの中にあるいくつかの種類
鏡の前で見える小さな隆起や黒い痕跡には、いくつかの種類があります。
- 色素性母斑(ほくろ) — メラニン細胞が集まった良性腫瘍。平らなものや隆起したものがあります。
- 老人性色素斑(日光黒子) — 紫外線蓄積により表皮にできた色素性病変
- アクロコルドン(軟性線維腫) — 首、脇の下、目元によくできる小さな皮膚のたるみ
- 稗粒腫 — 表皮内に閉じ込められた小さなケラチン粒。主に目元にできます。
- 汗管腫 — 汗腺由来の小さな隆起。目の下や頬に多数分布します。
- 扁平疣贅 — HPVウイルスが原因の隆起。多数に広がる可能性があります。
- 悪性変化が疑われる病変 — 色、形、大きさに変化があるシミ
このうち一部はCO2レーザーで除去可能ですが、一部は施術前に追加評価が必要であり、一部は施術自体よりも抗ウイルス治療の流れとなるケースもあります。
2. 診察室でシミ・老人性色素斑・アクロコルドン・稗粒腫を区別する基準
| 種類 | 施術方法 | 1回あたりの進行 | 回復の流れ |
|---|---|---|---|
| 色素性母斑(平ら・小さい) | CO2レーザー単発 | 表皮中心に除去 | 自己洗顔、7~14日でかさぶたが剥がれる |
| 色素性母斑(隆起・大きい) | CO2レーザー段階的除去 | 真皮の一部を含む | 2~3週間で回復、痕跡の可能性を評価 |
| 老人性色素斑 | CO2レーザー単発 | 表皮に近い部分 | 7~14日でかさぶたが剥がれる |
| アクロコルドン | CO2レーザーで切除または単発 | 表皮中心に除去 | 5~10日で回復 |
| 稗粒腫 | 表皮切開後内容物除去 | 表皮の微細な作業 | 3~7日で回復 |
| 汗管腫 | CO2レーザー点単位 | 真皮の深部まで | 2~3週間で回復、多数の場合繰り返し |
| 扁平疣贅 | 診察室での評価を優先 | 抗ウイルス治療を併用 | ケースバイケース |
SHINE U クリニック 建大では、**顔全体のCO2レーザー施術(親孝行パッケージ、最大50個)**も別途オプションとしてご用意しております。
3. 施術前に診察室で必ず確認すること
シミは写真1枚で判断できません。 色、形、大きさ、境界、表面の質感を直接確認した上で、施術の可否を決定します。
以下の兆候があるシミは、CO2レーザーで直接除去する前に追加評価が必要です。
- 最近色が濃くなったり薄くなったりしたシミ
- 形が非対称であったり、境界が不明瞭になったシミ
- 6mm以上の大きさに成長したシミ
- 出血、かさぶた、刺激症状があるシミ
- 家族歴に皮膚がんの既往がある方のシミ
悪性変化の可能性を排除するため、診察室で直接確認いたします。
4. CO2レーザーが作用する原理
CO2(二酸化炭素)レーザーは、水分子に吸収される10,600nmの波長のレーザーです。皮膚の水分含有量を標的として、微細に加熱・蒸発させることで、病変組織を段階的に除去します。
- 表皮中心の病変(老人性色素斑・アクロコルドン) — 表皮のみを除去するため、痕跡の可能性は低い
- 真皮まで分布する病変(隆起したシミ・汗管腫) — 深さを段階的に分けて施術し、回復後に痕跡を評価
- シミの深さが深い場合 — 一度に強く除去するよりも、段階を分けて行う方が痕跡のリスクを低減できます
5. 診察室でよくある疑問
Q1. 「一度に全部取れませんか?」 可能な場合と推奨しない場合があります。顔全体に色素性母斑が散らばっている場合は、1回の施術時間で多数(最大50個)を除去する親孝行パッケージで対応可能です。ただし、深さが深い隆起したシミや多数の汗管腫は、一度にすべて強く除去すると痕跡のリスクが高まるため、段階を分けて行う方が結果の安定性には良いでしょう。
Q2. 「痕が残りますか?」
- 表皮中心の病変 — 適切に行えば痕跡のリスクは低いです。
- 深さが深い病変 — 一時的な色素沈着(PIH)または微細な痕跡が残る可能性があり、時間の経過とともに薄くなることが多いです。
- ケロイド体質 — 瘢痕のリスクが一般的なケースよりも高まるため、診察室で事前に確認します。
Q3. 「アクロコルドンが他の部位にまたできました」 アクロコルドンは、一度除去しても他の部位に新しくできる可能性のある良性病変です。ホルモン、体重の変化、摩擦が多い部位(首、脇の下)によくできます。定期的に新しくできた部位を除去する流れが一般的です。
Q4. 「汗管腫はなぜ回復に時間がかかりますか?」 汗管腫は真皮層に小さな腫瘍が分布しているため、表皮だけを除去しても再発のリスクが大きいです。真皮まで段階的に除去するため回復に時間がかかり、一度にすべて除去するよりも分割して行うことが推奨されます。
6. 施術後のケア
CO2レーザー後の最も重要な2つのことは、紫外線対策とかさぶたの保護です。
- 施術部位の自己洗顔は可能(クリニックで初日の処置)
- 毎日日焼け止めを使用(施術部位の色素沈着予防)
- かさぶたが自然に剥がれるまで無理に剥がさない(通常5~14日)
- 1週間はサウナ、水泳、激しい運動を控える
- 施術部位への刺激(こする、強い石鹸)は禁止
- メイクはかさぶたが剥がれた後に行う
紫外線対策を怠ると、PIH(炎症後色素沈着)が施術部位に残るケースがあるため、施術後1ヶ月間は紫外線対策を最も重要なケアとします。
7. 家族と一緒に受ける親孝行パッケージ
SHINE U クリニック 建大では、**顔全体のCO2レーザー施術(親孝行パッケージ、最大50個)**オプションをご用意しております。
診察室でよく推奨されるケース:
- ご両親の顔に老人性色素斑やアクロコルドンが散らばっており、一度に除去したい方
- 1回の診察で複数の病変を除去したい方
- 小さな老人性色素斑が多数、紫外線蓄積により新しくできた方
診察室で病変の種類や深さをまず確認し、安全な強度で施術を行います。
8. よくある質問
Q. 麻酔はどのように行われますか? 表面麻酔クリームを塗布後、施術を行います。部位や病変の深さによっては、部分的な注射麻酔を追加で行う場合もあります。
Q. 施術後すぐに日常生活に戻れますか? 顔の施術後、かさぶたが7~14日程度残ります。メイクである程度隠すことはできますが、結婚式や重要な予定の直前は避け、1~2週間の余裕を持つことをお勧めします。
Q. シミ除去後、同じ場所にまたできますか? 色素性母斑は深さが深い場合、段階的に分割施術を行うため、初回施術後に残存色素が残り、その後薄くなるという流れが一般的です。一定時間後に色素が再び見られる場合は、追加施術が可能です。
Q. シミ除去後、施術部位が赤く見えます。正常ですか? 施術後数日~数週間の間、施術部位がピンク色または薄く赤くなるのは一般的です。時間の経過とともに周囲の皮膚と自然に色が馴染んでいきます。2ヶ月経ってもはっきりと赤い場合は、診察室で確認します。
シミ、老人性色素斑、アクロコルドン、稗粒腫は、種類と深さを正確に確認した上で施術方法を決定することが最も重要です。写真1枚で判断せず、診察室で直接確認されることをお勧めします。チャットで写真を送って相談するで、まず方向性を確認することができます。
執筆: 崔炳根 院長(SHINE U クリニック 建大 代表院長 / 大韓レーザー皮膚毛髪学会、大韓美容整形レーザー医学会 会員) 最終レビュー: 2026-05-17
本記事は一般的な施術情報を提供するものであり、診断・治療に代わるものではなく、施術の適合性や結果には個人差があります。
